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会社設立後の経理処理について

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経理処理について

 会社設立前の経営計画とはあまり関係ありませんが、経理処理をどうしていいか分からない方も多くいらっしゃると思いますので書類の保管の仕方などについてまとめました。なお経理処理の第1歩は書類を正しく整理することです。書類の整理が済めば経理処理の半分以上が終了したと思っていただいて結構です。

書類の整理

現金で支払った領収証

 領収証はスクラップブック、ノート、いらない紙などに糊などで貼り付けて月ごとに保管します。(いらない紙に貼り付ける場合には税務調査で見られても問題がないものを使用して下さい。)なお、会社の口座から振込んだ際に発行される領収証、自動引落しの案内などはこれとは別に保管してください。
 給与を現金で支給する場合には、給与台帳に受領印かサインをもらうか領収証をもらうかして下さい。できれば給与は振込にした方が、支払をしたことが明らかになり好ましいです。

仕入代金や経費の請求書

 支払い前の請求書はファイルや箱などに一まとめにしておきます。会社の支払日が来て支払う場合には、該当する請求書に支払日を記載し相手先ごと、または月ごと(支払った月ごとが一般的)に保管します。会社の規模があまり大きくないうちは月ごとに保管しておけば問題ありません。

会社が発行する請求書

 会社が請求書を発行する場合には、会社の控えも1部余分に出力し相手先ごと、または月ごと(売上が発生した月ごと)に保管しておきます。

給与台帳

 給与計算は給与計算ソフトを使用すると便利ですが、会社の規模があまり大きくない場合にはエクセルや手書きでも十分です。

普通預金通帳、当座照合表

 普通預金通帳や当座照合表には、入金と支出の内容が分かるようにシャープペンなどで相手先の名称と内容を記載しておきます。時間が経ってから記載しようとすると、記憶があいまいで請求書などを引っ張り出してこなければならなくなりますので、月ごとに記載することをお勧めします。

会計ソフトの使用

 会計ソフトの使用は難しくありません。社員に少しの簿記の知識があってキーボードを打つのが苦手でない人がいれば会社で会計ソフトへ入力することが出来ます。機能が充実した会計ソフトでも3万円程度から購入できます。
 ただし、経営者が自ら会計ソフトへ入力しなければならないような場合には、会計ソフトへの入力は会計事務所へ委託した方が良いと思います。経営者は会計ソフトへ入力する時間があれば、その時間を経営者としての他の仕事に充てた方が効率的です。

「会社設立前の経営計画入門」のコンテンツ

資金繰り計画   資金繰りの悪化は倒産に直結します!
売上拡大計画   売上が上がっていく仕組みが無ければ事業は発展していきません!
利益計画     売上が上がっても利益が出なければ意味がありません!
税務上の注意点  会社設立直後に気をつけるべき税務上の注意点です
経理処理     経理処理がずさんでは、会社の資金繰りや損益の状況が全く分かりません

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